ヤマシタ楽器での、ある方のオカリーナレッスンです。いつも好きな曲を練習して来られるので、その曲をもとにレッスンをしています。
今日は『百万本のバラ』『見上げてごらん夜の星を』の2曲をやりました。
参照にしている楽譜は、「ともしび・うたの世界111・伴奏譜集」というもの。歌声喫茶「ともしび」で歌われていた曲集の伴奏譜全3巻で、ネットで検索すると「版元品切」とあって、絶版となっているようです。現在は歌詞だけを収めた曲集と楽譜集(2巻)がそれぞれ売られているようです。
百万本のバラ
さて、問題は調性ですが、前半はシャープ(♯)ひとつで、ホ短調、後半はフラット(♭)4つで、ヘ短調となっています。半音転調の曲です。
楽譜を見ると、シャープさん、フラットさんにそれぞれに蛍光ペンで色が付けられています。
「これ(蛍光ペンの印)、なくて吹けるといいですね。」とぼく。前半はまぁ、いいんですけど、後半になると音程感が無くなります。そこで、ヘ短調のスケールを一緒に、音程感が感じられるようになるまで練習をしました。
これは、この楽譜を見せてやってもらったんじゃなくて、ぼくがこのように実演をしながら真似をしてもらった。ということです。頭で考えてフラットな音を作るんじゃなくて、音階をイメージしながら、指に任せて吹く、吹けるまでやったということです。
そのあと、チューナーアプリを使って、気になる音程を修正していきました。
ワンフレーズごとに終わりに長い音(伸ばし)があるので、そこで音程を整えていく感じです。
こうして文字にして書くと、すごいレッスンをやってたんですね。もちらん、生徒さんが熱心で優秀だからできることです。ぼくは恵まれています。ラッキーです。
ある程度できるようになったら、ぼくはギターで伴奏をします。
見上げてごらん夜の星を
ヘ長調です。歌いやすい音域ですね。
「ささやかーな」という歌詞のところが、「な」で1オクターブ上がるんですが、これがどうしても強調されるような吹き方になってしまいます。
ここは、無理に息継ぎはしなくてもいいけど、そのあとの「しあわせ」をたっぷり歌うように吹いてください。とのアドバイスをしました。
地域の集まりでオカリナを吹いたそうです
ご高齢の方のグループだそうですが、10名ほどで、この方がオカリナを独奏されて、ほかの方には歌ってもらったそうです。喜んでもらえました。との話。
いいですね。こういう話を聞くと、こちらも嬉しくなります。
録音すると緊張する
録音すると、一人でも緊張するそうです。なんとなくわかります。ただ、録音をして自分で聞いて確かめるというのは、効果的な練習になります。「ぜひまたやってみてください。」とぼく。
バラの花の画像は花のイラストフリー素材から使わせていただきました。
岸本みゆうの個人ブログはアメブロ「空と海とぼくへ」、パソコンと音楽で生活をゆたかに~「エフセブン・ドットコム」、江窪えみさんと共同で書いている「ekubodream~えくぼさんの夢」などをご覧ください。ほかにも、note.comでの音声ブログなどもやっています。もしよかったら、見てください。いいねをもらえると励みになります。
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